天女を題材にし、ミステリーやサスペンス、SF要素を織り交ぜたファンタジー漫画。キャッチコピーは天空お伽草子。御景妖は、御景財閥を擁する御景家の一族ではあるものの、両親と双子の兄である明と共に、ごく普通の女子高生として暮らしていたが、16歳の誕生日に、本家に呼び出された時から人生が一変する。一族が揃う中、妖は自らが、御景家の祖先であり一族の災いの元になるという天女の力を最も強く引き継ぐ生まれ変わりであることを知る。その場で災いを恐れる親族一同に殺されそうになるが、危機を察した天女の血を引くという女性梧納涼に助けられる。納涼とその義弟雄飛に保護された彼女は、梧家に居候することになり、やがて妖は自らの先祖である天女セレスに目覚めていく。御景財閥の若き統帥各臣が、記憶喪失の謎の男十夜を使ってC-計画を進める中、妖はセレスの探す「羽衣」を探す旅に出る。同じく天女の子孫である来間千鳥(パラス)や司珠呂(ジュノー)に出会う。その一方、一族を率いる者として御景家に庇護されながらも妖を心配する明は、セレスから羽衣を奪い妻とした御景家の始祖ミカギの意識に目覚めてしまう。